届くはずのない想い【改訂版完結】
わたしも低いわけではない。


ただ今日は気が乗らない。


昨日自分の思いを話したばっかなのに、体育館の窓からは颯汰が中を見ていた。


わたしではない誰かを……


茜だろうか、侑奈だろうか、莉夏だろうか。


それとも、鈴音だろうか……


そう考えるとまた気が重くなった。
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