届くはずのない想い【改訂版完結】
そうして、わたしはまたあの話をする。



「今日、颯汰が見ててなんか泣きたくなったよ。なんでいるんだろって」



「でも、顔はニヤけてたよ?」



ニヤニヤしてるのは、千尋ですけどね。



楽しい雰囲気にしてくれようとしているんだ。
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