届くはずのない想い【改訂版完結】
「あの時の試合の日のこと、全て全部……嘘なんだよ」



泣きそうな目でそう言った、千尋。



「そっか……分かった。詳しい話はまた今度ね、バイバイ」



わたしは千尋の返事も聞かず、家に入った。


予想はなんとなく、出来てたと思う。
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