届くはずのない想い【改訂版完結】
「ついていい嘘とダメな嘘、見分け付かないの? もう、中2だよ。まだ分からないの?」



嗚咽でうまく喋れなくて。


わたしはそれでも続けたんだ。



「なんで……わたしだから? 碧海だからだよね、こんな嘘つくの」



そうだいつも、わたしだから……
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