届くはずのない想い【改訂版完結】

それからの毎日は、ただひたすら千紗と目を合わせないように、颯汰を見ないように、それだけで必死だった。


平然を装うように、作り笑いを並べ、なんとなく過ごす毎日で。


こんなことしても無駄だって、もっともっと好きになっちゃうって分かってるのに。


それをやめようとしない、わたしが笑えてくるよ。


自分の気持ちを機械のように、操作できたらいいのにな。
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