届くはずのない想い【改訂版完結】
鈴音は涙声で、「うん」と言った。
“お疲れ”とか、“ナイッシュー”とか、そんな言葉しかかけられない。
そんな自分に嫌気が差してくる。
試合に出れてたら、もっともっと、いい言葉かけられてたのかな?
みんなを支えられるような、元気づけられるような、言葉が出ていたのかな?
わたしは、自分の唇を噛み締めた。
“お疲れ”とか、“ナイッシュー”とか、そんな言葉しかかけられない。
そんな自分に嫌気が差してくる。
試合に出れてたら、もっともっと、いい言葉かけられてたのかな?
みんなを支えられるような、元気づけられるような、言葉が出ていたのかな?
わたしは、自分の唇を噛み締めた。