届くはずのない想い【改訂版完結】
わたしは何気なく、空を見上げた。


夏休みに見た、海のように蒼い空と一緒だ。


今日も、快晴。


わたしも気持ちは変わっても、わたしの周りの景色や色は何も変わらない。


夏休みのあの時は、一度だけ周りの色がピンクに輝いて見えた。


それは、恋をしていたからだと今は思う。
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