届くはずのない想い【改訂版完結】
「いつの間にか、好きになってたんだ。最初は、ただの友達で面白いって思ってただけ」



千尋は静かに、頷いてくれた。



「だけど、あの試合の日。あれが多分きっかけだよ。みんなに言われて意識して……好きになった。好きになれたんだ」



“好き”ってすごいなって思ったんだもん。


色んなことから気付けるから。
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