届くはずのない想い【改訂版完結】
「それからの夏休みは、楽しかったよ。キラキラ輝いて見えた、全てが。わたしにとって1番幸せな日々だったと思う」



「うん、わたしもそう見えたよ」



「駅伝大会の日だって、楽しかった。中学校生活満喫してた。今もしてるんだけどね」



そう言うと、千尋は黙ってしまった。


千尋には、今のわたしは、中学校生活満喫してるようには、見えないのかな?
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