届くはずのない想い【改訂版完結】

その後、別れたわたしたち。


泣き止むまで落ち着くまで一緒にいてくれた。


ちょうどお母さんたちはいなかったから、腫れた目を見られることはなかった。


ホッと胸を撫で下ろす。


わたしは、すぐに自分の部屋へと向かった。


さっきもいっぱい泣いたのに、涙は止まるどころか、溢れるばかりで。
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