君へ~命を通して~
そんな暗い雰囲気の中、医者達は入ってきた。「火桜さん!?」そう言うと、いろいろな検査をされる。そして一通り終わると礼をしてでていった。ただ一言、「異常ありません。」と残して。どこがだよ!!これじゃあもう…優菜と話すことができないじゃないか!!そう思っていると優菜は言った。「怒らないで。私は大丈夫だから。」心の中を見透かされているような気分だった。やはり、分かってしまうのか…。今は、優菜といられるだけでいいか。と自分に言い聞かせりと俺は久しぶりの再開を楽しんでいた。
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