シャイン
果てしなく暗く、狭いその心
「びみょ~」
「…何が」
「新任だよ、可愛いセンセーいないじゃん」
「…」
なんでこいつは、俺の隣にいんだよ。
テメーはもっと、前だろーが。
小暮を睨みつけると、その後ろに居る気弱そうな男がビクビクと震えていた。
「なに震えてんだよ」
「え、えっと…」
「こらこら、秀司。ダメだろ」
その気弱男に“ごめんなぁ”と謝る小暮。
お前のことなんか、睨んでねぇよ。勝手にビクビクされても困る。
「秀司」
「なんだよ」
「お前、クラス替えしたばっかりなのに悪いイメージつけてどうすんの?
ただでさえ怖がられてるのに」
「うるせぇよ」
最後の一言、余計なんだよ。
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