星降る夜に。
「そういえば指輪、もう出来上がってる頃だろ。あれ、莉子の指に似合ってた。悔しいけど」
「お店に届いてるって、横村さんが言ってた。…ねえ、大輔さん。このネックレスとお揃いの指輪を作るって言ってたでしょ?作ってないの?」
誠さんに貰ったネックレスは結局家に置いてある。どちらを身につけようか悩む間もないほど、私はこれが一番身につけたいのだ。
「ちょっと待ってて」
そう言うと大輔さんはリビングを出て行った。
余計なこと言ったかな…。
だけど、ピアスと指輪も作ると聞いて私が欲しがったとき彼は「莉子に一番にやる」と言ってくれた。
あの頃は再会出来るかなんて分からなかったから、叶わなくて当たり前なんだけど。
それに私はピアスとアンクレットを貰った。これだけでも夢のような出来事だ。
「莉子」
戻ってきた大輔さんに呼ばれて振り向くと、彼は私の前に片膝をついて座った。
彼の手には小さな四角い箱…。
「東京に戻ってすぐに作ったよ。だけど再会して…莉子に相手がいるって分かって、渡すべきじゃないと思った」
「お店に届いてるって、横村さんが言ってた。…ねえ、大輔さん。このネックレスとお揃いの指輪を作るって言ってたでしょ?作ってないの?」
誠さんに貰ったネックレスは結局家に置いてある。どちらを身につけようか悩む間もないほど、私はこれが一番身につけたいのだ。
「ちょっと待ってて」
そう言うと大輔さんはリビングを出て行った。
余計なこと言ったかな…。
だけど、ピアスと指輪も作ると聞いて私が欲しがったとき彼は「莉子に一番にやる」と言ってくれた。
あの頃は再会出来るかなんて分からなかったから、叶わなくて当たり前なんだけど。
それに私はピアスとアンクレットを貰った。これだけでも夢のような出来事だ。
「莉子」
戻ってきた大輔さんに呼ばれて振り向くと、彼は私の前に片膝をついて座った。
彼の手には小さな四角い箱…。
「東京に戻ってすぐに作ったよ。だけど再会して…莉子に相手がいるって分かって、渡すべきじゃないと思った」