星降る夜に。
あらわになった胸を唇で愛撫してくる。


声が出てしまうのが恥ずかしくて唇を噛みしめていると、大輔さんは私の唇に親指を押し当ててきた。



「噛んでると切れちゃうだろ。俺の指を噛めばいい」



噛むなんて出来ない…。


大輔さんの愛撫は続いていて、大きな手で胸を包まれてしまう。
元々大きいわけじゃないけど、彼の手の中にすっぽりと収まっていた。

唇に当てられている指に触れると、しっかりと私の指を絡めとって握られた。



大輔さんが私を大切そうに扱ってくれるから、泣きそうになる。

愛しそうに私の体中ですキスをしてきて、もっとそうして欲しいのに、それがもどかしいほど私の中心がたまらなく疼いて求めている。



「大輔…」


名前を呼ぶと、大輔さんは私の内側を探る手を止めて顔を覗き込んできた。

形のいい額には無数の汗が浮かんでいる。
私を抱いてくれている証だ。



「もう、我慢出来ない。欲しい…」


大輔さんは私の髪を撫でながら愛しそうに私を見つめてきた。
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