星降る夜に。






目を覚ますと、窓からは太陽の光が射し込んでいた。


朝方まで何度も求められて、腰が少し重い。


私は大輔さんにしっかりと抱きしめられて眠っていたらしい。
筋肉質の二の腕を枕に、彼の体に半分乗っかるような体勢だった。


大輔さんは規則正しい寝息を立てている。


唇は少し薄いけど柔らかくて、何度でもキスをしたくなる気持ち良さ。

そっとキスをすると、起こさないように静かに腕の中から抜け出した。



ベッドの下に散らばった服と下着たち。

スーツケースから新しい下着とマキシワンピースを出して身につけると、バルコニーに出た。
心地良い風が吹き抜ける。

すでにマリンスポーツを楽しんでいる人たちの姿が見えた。


私の体に残る気だるさも、愛しい余韻だ。


だけどそれと同じくらい、強い罪悪感に襲われる。

私は誠さんを裏切ったから。

セックスだけじゃない。誠さんがいながらこんなところに来て、大輔さんに出会って惹かれて――――。
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