ためらうよりも、早く。
あとがき。
こんにちは、星乃さりです。
この度は『ためらうよりも、早く。』をご覧下さって、本当にありがとうございます。
『時キス』の次に、読み直して書き直しましたの第2弾の本作でございますが、
想像以上に長引いてしまい、裏でどこでエンドがつくのかと嘆いてばかりおりました。苦笑
本作は内容と登場人物たちのいざこざで、かつてないほどご批判を頂戴した問題作でもございます。
当然だと思います。書き連ねた私でさえ、この恋愛は難色を示しておりました。苦笑
ただ、内容に記しましたように、これが“彼ら”なのです。
柚ちゃんにしても、のんや尭にしても、風船男の祐史に救われて今があります。
彼の本質を知っているがゆえに、柚ちゃんは愛し続けていたし、
のんや尭も彼と柚ちゃんの行方を心配し続けていたのです。
社長室の拓海氏と蘭ちゃんのように幼馴染みではなく、昔馴染みと銘打ったのもそんないきさつからでした。
稚拙な文章によりそれらがお伝え出来なかったかと思います、申し訳ありません。
それでも、辛抱強くあたたかく見守って下さった皆様のお陰で、こうしてラストを書き上げることが叶いました。
いびつで不器用で大人になりきれない彼らのストーリーを読了頂きありがとうございました。
重ねて、心より感謝申し上げます。
2014年10月19日
星乃さり拝