ニブンノイチのキセキ


私はすぐ、カバンに物を詰め

学校に行くふりをして家を出た。


偶然にも、彼の家の最寄り駅を知っていた。
本当に奇跡だ。

私はバスに乗り、電車に乗って

ゆらりゆらりと電車に揺れて


彼のいる「高砂」に向かった



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