Revive
「秋山、僕は・・・」
僕は秋山の肩に手を置いた。
「夢野の左目を見て、優しい瞳をしていると思った。
出会った時からそう思ったんだ。
秋山もノートに優しい瞳をしてるって書いてたよね。」
僕は秋山を見つめる。
「君は夢野の目をちゃんと見てる。
僕が転校してくる前からずっと見てるんだ。
多分それは、あの学校で秋山しかいない。
秋山が1人で泣きながらノートに何かを書いている姿を見て、
僕は思った・・・」
秋山の涙が頬をつたう。
「僕は秋山も助けたい!」
そして夢野を・・・。
僕がやらなければならないことはもう決まっている。
僕がこの学校に来た理由。
それは・・・・・
「僕はこれから、夢野の右目を見る!」