Revive



「な・何言ってるの・・・?」

秋山はそう言ってまた目に涙を浮かべる。

僕は本気だった。
前からずっと考えていたことだ。

「もし・・・空野君までいなくなっちゃったら・・・私・・・」

とても小さな声だった。
僕は秋山の目を見た。

「夢野が、そんなことすると思うか!?」

僕の言葉を聞き、秋山は目を見開いた。
秋山の表情が変わっていく。

「今は、僕を信じてほしい。
僕達は、真実を知る必要があるんだ」


秋山はゆっくりと頷いた。

「僕は教室に戻ったらみんなに伝えたいことがある。
君は黙って聞いていてほしい。良いかな?」

そうして僕達はまた学校へと歩きだした。







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