わたしは生きる~きみがいるから~



俺は虐待されていた。

ガキの頃からずっと―――――――――――――――

「おい隼人、こっちこい」

俺はいつもそう呼ばれ、親父のもとへむかった。

そしていつも、殴られた。

毎日毎日、呼ばれては殴られの繰り返し。

おふくろからは毎日こういわれた。

「あんたみたいな子、生まなければよかった」

と。


小1になると親父からの暴力がエスカレートした。

たばこの火を背中に押し付けられたり、カッターナイフを持ってきては俺の腕を切っていた。




< 16 / 74 >

この作品をシェア

pagetop