わたしは生きる~きみがいるから~

いつまでたっても逝けないわたしに、わたしは呆れた。


お湯はない…だけどっ!



グッと目を瞑り

カッターナイフの刃を、手首に押し付けた。

そして―――――――――――



しゃっ


大きくひらいた切り傷を見て、わたしは意識がとんでしまった。


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