わたしは生きる~きみがいるから~

わたしはわたしを恨んだ。

川に流されたこと、パパとママを巻き込んだこと…

そしてなにより、自分だけ助かったことを。


あのときわたしが助けてって叫ばなかったら、きっとわたしはパパとママのところへいけていた。

だから誓ったんだ。その日から。


生涯、誰にも助けを求めないことを――――――――――




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