腹黒彼女と腹白幼馴染


泣きはしなかった。

けど、ドーナツ屋を出るときに、しゅんが呼び止めてくれることを期待してた。

呼び止めて、

「おい、待てよ。俺が悪かった。あいつとはなんでもないんだ。あんなブス、お前の方が可愛いよ」

そういって、わたしのおでこにキスするの。

んで、わたしがしゅんの胸に抱きつく。

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