【完】宝探し―世界で一番愛しい人は―
「ただ、二人が付き合ったってしってから
なんか嫉妬したから、
あー、もしかして、と思って」
「フーちゃんに嫉妬したの」
「キノだよ、ふつうに、バカ?」
「確認だよ確認」
バカって言わなくてもいいじゃないの。
なんだか
辛いね
私じゃなくって
ヒロちゃんが。
分かるよ。
私もかつて経験した。
ヒロちゃんがアミさんと付き合ってたって知ったとき
辛かった。
ヒロちゃんの一番近くにはその人がいるってことが
腹立たしくて
悲しくて
ヒロちゃんも同じ想いなのかな。
今まで隠してキノくんとフーちゃんと3人でいたんでしょ。
それは
私よりも
辛いことな気がする。
「ヒロちゃん、大丈夫」
「ん、なにが」
「辛くない」
「別に、もう一年たつし」
「かわいそう」
「かわいそうとか言うなよ
エリカこそ、早く誰かと付き合えば
告られてるだろ。色々」
「まあねー…」
まだ気づかないの
バカたれ。
みんなみんな鈍感だよ
こんなにいい子アピールしてんのに
自分に好意あるとか思わないわけ?
なんか嫉妬したから、
あー、もしかして、と思って」
「フーちゃんに嫉妬したの」
「キノだよ、ふつうに、バカ?」
「確認だよ確認」
バカって言わなくてもいいじゃないの。
なんだか
辛いね
私じゃなくって
ヒロちゃんが。
分かるよ。
私もかつて経験した。
ヒロちゃんがアミさんと付き合ってたって知ったとき
辛かった。
ヒロちゃんの一番近くにはその人がいるってことが
腹立たしくて
悲しくて
ヒロちゃんも同じ想いなのかな。
今まで隠してキノくんとフーちゃんと3人でいたんでしょ。
それは
私よりも
辛いことな気がする。
「ヒロちゃん、大丈夫」
「ん、なにが」
「辛くない」
「別に、もう一年たつし」
「かわいそう」
「かわいそうとか言うなよ
エリカこそ、早く誰かと付き合えば
告られてるだろ。色々」
「まあねー…」
まだ気づかないの
バカたれ。
みんなみんな鈍感だよ
こんなにいい子アピールしてんのに
自分に好意あるとか思わないわけ?