『死』と言う名の何か【短篇集】

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三年前、友人に誘われた合コンで彼と出会った。

その頃彼は小さな工場で働いていた。

お世辞にも立派とは言えないその工場で真面目に働く彼。

そして、少ない給料ながらも毎回デート費は全て出す優しさや男らしさが好きだった。

出会って直ぐに私達は同棲を始めた。

毎日毎日、幸せだった。

でも、その幸せは永遠ではなかった。
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