雨と空
その名

名前で

さらさらさらさら




髪がなびく
優しいシャンプーの香りが
漂い

君の笑顔がこっちを向いた

するとふと目が合った

せっかく目があったのに


ふいと下を向いた君は


ピンク色に染まる頬を髪の毛で隠してしまった


もっと君の笑った顔が見ていたい


そう思った僕は君の名前を初めて呼んだ


君は照れながら 何?



と次は僕の方を真っ直ぐ向いた
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