華恋
入学してから一週間――。
それなりに学校にもなれ、仲のいい友達も増えた。
キーンコーンカーンコーン…
「お昼休みだよん♪カホ!屋上でご飯食べないっ?」
「わぁい♪いいよ!行こ行こっ」
屋上に行くと、男子の先輩が数名。
しかも、見た目からチャラ男っぽいし、
なんていうか…感じが悪い。
「わぁ~~~新入生だよね!?だよね!?かあんわい~~っっ」
思わず顔を引きつらせる。
ハルカどうする…?心の中でそう思っていると…
「かわいいですかぁ~!?やだぁもう先輩ってばぁ」
上目使いで、かわいいしぐさを見せるハルカ。
ハルカって男を前にするとこういう感じになるの!?
意外なんですけど!
「よかったら一緒に昼ごはん食べませんかぁ~?」
「ちょ、ハルカ…!?」
ハルカはにこっと笑って、カホに耳打ちした。
「大丈夫!いいから一緒に食べよっ?」
しぶしぶ、男の先輩達と食べることになった。