ここにイケメンがいる件
私、朝日奈都 アサヒ ナツ は高校二年目にして危機を迎えております。
「オイ、朝日」
「朝日先輩っ」
「あっさひちゃーん!!」
目の前にはお決まりイケメン三人組。
さすがにイケメンでも飽きるわ。
「さっさと帰んぞ。」
「遊びに行きませんかー?」
「僕が特別な補習してあげるよーん」
周りからの目が痛い。
女子中にはこの状態を妬む人もいるから本当物好きな人っているよね。
ま、慣れたけど。
「今日も賑わってるね。なっちゃん」
「…ほっといて帰ろ。」
唯一の親友にそう言って三人組と教室を後にする。