Moonlight
その後も他愛ない話をしながら
2人でずっと夜景を眺めてた。
朝になって悟司に家まで送ってもらい
家に入り玄関でブーツを脱いでいると
ガチャッ
玄関のドアが開き誰かが入ってきた
ドアの方に目をやると180わあるだろう
身長の高い男、顔もまぁまぁな所かな
「って、優!」
その男に抱き着くわたし
けして彼氏なんかじゃない
長谷川 優 (16)
Hasegawa-yuu
長身で切れ長の目に真っ黒な髪
鼻も高く、男前な方だと思う
頭も良く真面目なごく普通の高校生
私の兄だ。普通に仲もいいはず
優わ毎日夜おばあちゃん家に行く
そして学校のため朝帰ってくる
「やめろってー」
抱き着くわたしをうざそうに言う
「今日から学校?」
「あー今日わ部活」
優わ身長を生かし弓道部に入っている
「ふーん」
「お前もたまにわ学校いけよ?」
「はいはーい」
なんて言いながら私わ部屋に入った
ベットに腰を降ろしタバコを取り出す
いつも通りタバコを取り出し火をつける
「ふぅ〜...」
タメ息まじりに煙を吐き出す