恋人は高校生組長
目の前に立っていたのは、背の高い男子生徒だった。
目元が爽やかで、整った顔立ちをしている。
確か名前は……
「俺は、黒坂桂吾」
にこやかに、彼は名前を名乗った。
そうそう、確かそんな名前だったっけ。
『桂吾』『桂吾』って、男子からも女子からも親しげに呼びかけられてる。
「知ってるよ。3組の委員長だろ?」
「あぁ」
「ついでに、秀才でバレー部のエース」
噂でしか聞いたことがない話ばかりだが、実物を見ると全て本当に思えるから不思議だ。
「ははっ、まだ『エース候補』の段階だけどね」
爽やかな笑顔が、ちらっと誇らしげに輝く。
あー、いるいる、こういうやつ。
謙虚ぶってるくせに、実は自信家。
なんかいけすかねぇな……
微妙な不愉快を感じながら、俺は桂吾を見上げた。
「……で、何か用?」
目元が爽やかで、整った顔立ちをしている。
確か名前は……
「俺は、黒坂桂吾」
にこやかに、彼は名前を名乗った。
そうそう、確かそんな名前だったっけ。
『桂吾』『桂吾』って、男子からも女子からも親しげに呼びかけられてる。
「知ってるよ。3組の委員長だろ?」
「あぁ」
「ついでに、秀才でバレー部のエース」
噂でしか聞いたことがない話ばかりだが、実物を見ると全て本当に思えるから不思議だ。
「ははっ、まだ『エース候補』の段階だけどね」
爽やかな笑顔が、ちらっと誇らしげに輝く。
あー、いるいる、こういうやつ。
謙虚ぶってるくせに、実は自信家。
なんかいけすかねぇな……
微妙な不愉快を感じながら、俺は桂吾を見上げた。
「……で、何か用?」