恋人は高校生組長
「ワタルさん!」




愛斗が声を上げる。

飛び込んできたのは、……血まみれの男性だった。





眼鏡をかけたスーツ姿の若い男で、一見、普通のサラリーマンにも見える。

でも、右肩は血で真っ赤に染まっていた。






……どこかで見たような?





愛斗は、食らいつくように男性に駆け寄った。


「どうしたんですか!?」
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