恋人は高校生組長
「高瀬、俺たちが来たことの意味は分かるよな?」

「もちろんさ」




愛斗の問いかけに、佑也はしっかりとうなずく。




「玄武がついに動き出したか」

「あぁ。
 そして、ルリちゃんが連れ去られた」

「ちっ、何が起こるかわかりゃしねぇ。
 とにかく急がねぇとまずいな」




佑也は、唇をかむ。




「ちょ、ちょっと待ってくれよ」
< 195 / 406 >

この作品をシェア

pagetop