恋人は高校生組長
キキーーーーッ!

ブレーキがかかり、車が止まる。







「どうか、無事で」





ワタルさんが真剣な目で俺を見た。

俺もその気持ちに応えたくて、うなずく。





「はい。……必ず帰ってきます」




アイツは、すげぇ愛されて生きてるんだ。

ワタルさんにも、
愛斗にも、

そして……この青井幸祐にも。




俺には、その女を守る責任がある。






「……『瑠理香』と一緒に」
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