恋人は高校生組長
ひとつ、深呼吸する。



くっそ……今までこんなに緊張したことねぇよ。

命懸けるって、こういうことなんだ。






無骨な監視カメラが、じっとりと俺に向けられている。

たぶん、あんまり時間に余裕はない。






俺は、もう一度深く息を吸い、

足を高く上げると、

















ガシャンッ!!




ガラスの扉に、勢いよく足を突っ込んだ。

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