恋人は高校生組長
とりあえず礼を言う。

礼儀は大事だからな。




「お、おいっ!?」





焦る声に耳を貸さず、俺は一気に奥の部屋まで駆けた。




突き当りに、しん、と静まり返った部屋が一つ。


きっと、……ここだ。





俺は、意を決して扉を開けた。

< 247 / 406 >

この作品をシェア

pagetop