恋人は高校生組長
「幸祐…………」



瑠理香の優しい声に名前を呼ばれて、なけなしの理性もふっ飛んだ。

たまらなくなって瑠理香に駆け寄り、ぎゅっと抱きしめる。



やわらかくて、
いい匂いがして、

めちゃくちゃ細い。







「瑠理香ぁ……っ」

「幸……祐…………ぇ」



瑠理香の声は、やっぱり泣きそうで俺も抱きしめるしかできなかった。
< 249 / 406 >

この作品をシェア

pagetop