恋人は高校生組長
俺が入ってきた扉から、玄関にいたやつらが追ってきた。

とっさに、瑠理香を背中にかばう。





「すみません、組長!」

「すぐに連れてってどこの組のモンか吐かせますので!」



やべぇ………

ちょっと、背筋が寒くなった。



でも、








「………………いい」



桂吾が、静かに言った。



「は?」

「俺が話をつける。下がってろ」

「しかし……」

「下がってろっ!!」

「……はぁ」



納得のいかない表情でやつらが出ていき、部屋の中には俺たち3人だけになる。




桂吾、どういうつもりなんだ…?
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