恋人は高校生組長
ふっと、桂吾が俺の目を見た。

怖いくらい冷たい目だ……。







「お前……西宮瑠理香を守れるか?」

「当然だろ」




自分でも驚くほどさらりと答えていた。



そう、俺は西宮瑠理香を守んなきゃなんない。

できるとか、できないとかじゃなくて。







「即答できなかったら、ぶっ殺してこいつを奪うつもりだったけど」




桂吾は、冷たい目のまま静かに笑った。
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