恋人は高校生組長
「そんな目されたんじゃ、俺には何にも言えねぇわな」



それを聞いて、腕の中の瑠理香が小さくつぶやく。




「桂吾……」




俺が共有していない世界があるんだ。



組長の名を背負って、生きてきた2人の世界。

その存在を思い知らされた気がして、なんだか……胸が苦しくなった。


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