恋人は高校生組長
桂吾は、隠し扉っぽいものを開いた。

そういうとこが、さすが『ヤクザ』って感じだ。





「桂吾……」

「そんな目するな。
もう二度と会わねぇんだから」




俺に、瑠理香の表情を見る勇気はない。

俺には見せないような顔してんだって、嫌ってくらいわかるから。




そして、桂吾は瑠理香の肩を静かに叩く。

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