恋人は高校生組長
「玄武の追手が来るかもしれない。
帰りましょう」




焦るワタルさんには、『逃がしてもらった』なんて言えなかった。

でも、きっとこの場は早く立ち去ったほうがいい。






「うん」



瑠理香がうなずき、俺のことを見上げた。



「あなたも一緒に」
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