恋人は高校生組長
でも、目の前にいたのは、ばっちり学ランの男子だった。



……誰?

見たことあるような、ないような……





「青井じゃん」




言ったのは、愛斗。


うーん、聞いたことない名前だなぁ。

......見覚えがある気がしたのは気のせいだったのかな?



「アオイ?」

「あ、ルリちゃんは知らねぇのか。俺のクラスメイトだよ」





知らないけど……



むむ?
よく見ると、結構イケメンじゃん?



さらっとした髪の毛。

切れ長の目。

背も高いし……

愛斗のクラスメイトっていうからには私とも同じ年なんだろうけど、なんだか同級生とは思えないくらい大人びた感じだ。

< 26 / 406 >

この作品をシェア

pagetop