恋人は高校生組長
「あ……っ」

「わ、わりぃっ!」





幸祐の頬が一気に赤くなる。

そして、背を向けようと、さっきみたいに体をひねる。





「待って……!」



私は、振り返ろうととした幸祐の肩に触れた。





待って。
お願い。
ちゃんと向き合って。





まだ言いたいこと、ちゃんと言えてない。







「幸祐……私、幸祐のことが好きなの……」
< 272 / 406 >

この作品をシェア

pagetop