恋人は高校生組長
「……え?」



戸惑ったような声の幸祐。



あなたはちゃんと向き合ってくれた。

だから、私にも言わせて。








「好きだから……っ、
幸祐にきれいにしてほしい……っ」





幸祐の精悍な背中にしがみつく。




もう、私たちを隔てるものは布一枚だけ。

ただ、幸祐の板前服だけがしっとりと肌に吸い付いてくる。





「け、桂吾に触れられたところ、全部……」
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