恋人は高校生組長
「さて、と……」



次は、鯛を焼く。

なかなかの上物だ。



ワタルさんが仕入れて来てくれた。

『白虎解散の儀の時、皆に振舞いたいから』って。




軽く味付けし、焼き上げる。

香ばしい匂いが漂ってきたところで、瑠理香が台所に顔を出した。





「んー、いいにおーい」
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