恋人は高校生組長
「なにっ!?」

「東浦だと!?」



どたどたと男たちが台所に乗り込んでくる。



「あんた、東浦のモンかっ!?」

「東浦英祐の息子かっ!?」



ものすごい勢いで尋ねられ、思わず身を引いてしまう。

だが、男たちはじりっと近づいた。



「いえ、その……」

「確かに目元が似てやがるぜ……」

「刀傷までよく似てらぁ……」



弁解しようとしても、聞いてもらえない。


どうしようかと困惑していると……
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