恋人は高校生組長
「ささやかながら膳を用意してある
 ……最後の宴と心して、口にせよ」




ワタルが、幸祐に合図をする。

幸祐は、品のある立ち姿で座敷に入ってきた。



台所で作られていた料理の匂いがふわっと香る。




みんなも吸い寄せられるように、それぞれの膳に目を向けた。
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