恋人は高校生組長
俺は、正座した。

やっぱ、かっこつけたいじゃん?






「このたびの不手際、『葵』の板前として深くお詫びします」




静かに頭を下げた。




「いえ、これはお嬢の不手際ですので」

「ちょ、ワタル!」

「どうぞ、顔をお上げください」



男性の言葉に甘えて顔を上げると、そこには目を丸くする西宮さんの姿。

やっぱ、かわいいな。
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