Mr. Unknown
 それがあってから俺達二人は暫く行動を共にする様になった。

 
 二人でブァッファローを狩りまくっていったよ。

 
 優秀な人間が二人揃うと並みの人間五倍は稼げる事が分かったね。

 
 だがあいつはピストルこそ誰にも負けなかったが、

 ライフルは今一だったな。

 
 
 それである事件が起きた。

 
 二人で俺が仕留めたヴァッファローを回収しに行く時だった。

 
 どうやら一発で仕留め損なってたらしい。

 
 俺達は止めを刺そうと近づくと、

 そいつの仲間が大勢死にかけの奴に立ちはだかってな。

 

 そこからは修羅場だった。

 

 しかし、久しぶりに話過ぎて喉が乾いたな。

 
 おお分かってるじゃねーか。

 姉ちゃんお代わりだ。
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