Mr. Unknown
 
 信じられねーだろ?


 酔っぱらいの戯言だって言いてーんだろ?


 俺だってそう思いたいさ。


 あいつと過ごした時間はまるで只の猟師じゃなく、

 西部の英雄にでもなった気分だったからな。


 あいつと別れてからは刺激が足りねえんだ。


 だからこうして飲んだくれてるってわけよ。


 おい、最後に一杯奢ってやる。



 あの「凄腕の皮肉屋」に乾杯だ。
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